ほうぼうで、腹を横に書く。:植柳靡風
そうきょうはよい日です。
スリー・ハーフ・トーンズ(THT) ライブ
人気上昇中!!!
場所 : 秋残り市下町コンサート・ホールより中継
担当 : 秋残り放送局人気アナ
顔立 可愛
テレビ・カメラ 放送席へ向く。
「今、曲がおわりましたね。いって、聞いてみましょう。」
アナ、マイク片手にTHTへ近づく。
アナ「お疲れ様です。このホールも満員で、
おぼっちゃん、おばあちゃんと年齢層が
広いですねえ。音楽を始められて、人気も
上昇中ということですが、音楽のまた芸能の
周辺というか、その辺のことをお伺いしたいですが
・・・。」
アナ、マイクをTHTの口元へ。
THT「僕たち、活動を始めてまだ、*年ですが、
従来の音楽を越える音楽をめざしています。
音楽の新しい分野の開拓者になろうと思っています。
3半音という音階を使って曲をつくっています。
お蔭様で、多くの方が理解をして下さっています。」
アナ「今、曲をきいていましたが、ホント、
さわやかで、勇気がわいてきました。この、
さわやかさの秘密といいますか、源はどこに
あるのでしょうか。」
THT 「3半音という音階が、そうなんでしよう。
人の心に訴える訴え方が新しい、それが、
耳に爽やかに聞こえる。そう思っています。」
アナ 「よい曲を作ってらして、新音階3半音と
いいますと、・・・簡単に会場の皆様にも
説明いただけますか。」
THT「1オクターブ12半音ですが、3つ飛ばしの音階です。
調もCDE調と3つあります。これと、派生音階と
簡易音階ともいっています。秋残り大学で始めれた
音階で、リーダーが耳にして、やろう決まりました。」
アナ 「どうもありがとうございます。いっそうのご活躍を
期待しております。会場も盛り上がって、皆様には、
引き続き演奏を心よりお楽しみくださいませ。」
拍手 拍手 拍手
アナ、拍手の中、遠のく。
THT、大きく両手を上げて、万歳のカッコウで。
「それでは、次の曲です。大いに楽しみましょう!!」
ドラム、入る。ダッダッダッダッダアアアアア〜〜〜。
テレビ・テロップ
「これは、先日行われた、下町コンサート・ホールの
中継録画です。」